総合評価
タイトルの約束を余すところなく遂行。オタク男性のリアルな欲望と、身体的ギャップの快感が84ページに凝縮された一冊。
レビュー・感想
こちらが注目したのは、作品タイトルが示唆するシチュエーションの説得力だ。「顔30点」という設定が単なる枕詞ではなく、ストーリー展開の核として機能している点が秀逸。オタク同士の友情という建前が瓦解し、抑圧された欲望が解放される過程が、丁寧に描かれている。
ジャンル構成を見ると、制服・処女といった心理的ギャップ要素と、巨乳・パイズリ・ぶっかけなど身体性を前景化させるプレイが有機的に組み合わされている。84ページというボリュームの中で、これだけの属性を網羅しながらも、単なるプレイ羅列に陥っていない点が評価できる。
作画はしろみつ書房の安定した画風。キャラクター造形に説得力があり、描き込みの密度も高い。価格792円というFANZA同人の相場を踏まえれば、コンテンツボリュームとしての満足度は十分だろう。
特に「友情なんてどうでもよくて」というタイトルの露悪的な開き直りが、読者の心理的抵抗感を先制攻撃する構成になっており、そのまま作品世界へ没入させる手腕は確かなものだ。
同ジャンルの注目作
良い点
- タイトルの約束を完遂する説得力あるストーリー展開
- 複数ジャンルの属性を84ページに無理なく統合した構成
- キャラクター造形と作画クオリティの安定感
気になる点
- ボリュームが84ページと標準的で、さらなる深掘りを求める層には物足りないかも
- シリーズ化や続編の予定が不明な点
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